【産地と豆種】9.アメリカ ハワイ州:ハワイ・コナ(ハワイアン・コナ)
こんにちは。
アヴァント コーヒー部、【広報】です。
今回も、かなり新しいコーヒーの産地、「ハワイ」です。
夏休みにハワイ!という方もいらっしゃるんじゃないかなーと思います。
ハワイに行く前にまずコーヒーのお話から。
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観光地ハワイの高級品
ハワイ州でのコーヒー豆の生産そのものの歴史は古く、100年前には生産されていた とも言われています。
しかし、本格的なコーヒー豆の生産の歴史は本当に新しく、1982年、グアテマラからティピカ種がコナ地区に導入されたことがきっかけと言われています。
これを機に、ハワイ・コナのコーヒーは一気に有名になります。カウアイ島・マウイ島でも栽培されているのですが、圧倒的にコナコーヒーがメジャー。
標高は他のコーヒー産地に比べてとても低いのですが、それでもコーヒー育成には十分な高さを持ち、また火山性の土壌がコーヒー豆にミネラルを与えることで、味わい深いコーヒーが生産できるのです。
ハワイ・コナコーヒーは、ブルーマウンテン、キリマンジャロに並ぶ「世界三大コーヒー」のひとつとされることも多く、価格もブルーマウンテンに次いで高いことで知られます。
ハワイ・コナが高くなる理由としては、その希少性がまず第一です。世界流通のわずか1%以下の量しか生産されていないのです。
そしてもう1つは、コーヒー産地随一の先進国「アメリカ」で生産されるコーヒーという点もコストとして跳ね返っているのでしょう。
併せて、自国産ということもあり、ハワイ・コナはホワイトハウスで採用されている公式なコーヒーです。これもブランディングに一役買っています。
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ハワイ・コナの等級。
ハワイ・コナは、ハワイ州の農務局が厳しい基準を制定し、等級分けされます。
豆の大きさや色、香りによってまず3グループに分類され、「No.1」以上、「セレクト」「プライム」と格付けされています。
そしてそのNo.1以上はさらに欠点豆の量でも分類され、「エクストラファンシー」「ファンシー」「No.1」に分類されるのです。
なのですけれども・・・
ハワイ・コナで最も評価の高い別枠があります。それは「ピーベリー」です。
他の豆種にも当然存在するのですが、その扱いにおいては圧倒的にハワイ・コナのピーベリーのブランド価値が高くあつかわれています。
ピーベリーはコーヒーの木の枝の先端にできやすく、凝縮された豊かな味わい生むといわれています。一般的な豆と比べ、油分とミネラル量が圧倒的。酸味も少なく挽く直前まで豊かな風味を保つ・・・とまあ、ピーベリーの評価は高いのです。特に、ハワイ・コナにおいては別格。
安い豆は、ほぼ「コナ・ブレンド」で間違いありません。ハワイ州の法律でいくと、コナコーヒーが10%以上含まれれば、「コナ・ブレンド」と書いて問題ないそうです。
コナ・ブレンド、どんな豆と混ざってるかわかりません。
しかし、以前は100%コナ・コーヒーを日本で入手する事は結構大変だったようです。
豆のままのエクストラファンシーをAmazonで見つけました。
Amazonは本当にこういうのを見つけるのに便利です。もちろん買ってみないと分からないんですけれども・・・
こちらですと200gで1980円ですのでそこまで高い!という金額でもないかな?1杯当たり10gとすると1杯100円ですし・・・。
もちろん、ピーベリーもあります。500gで8000円!高級ですねー(-_-;)
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ハワイ独特の文化「フレーバーコーヒー」
ハワイ・コナコーヒーがメジャーになるほど、コナ・ブレンドのニーズが高まります。またお土産需要として「フレーバーコーヒー」も大変人気があります。
それこそ、マカデミアナッツオイルが配合されたものなどはお土産として大変人気があります。バニラやチョコレート、他のナッツなどのフレーバーと混ぜて、いろいろな味を生み出しているようです。
ロイヤルコナやハワイアンアイルズ、LIONなどが有名・人気ブランドです。
ハワイアンアイルズ コナ コーヒー バニラマカダミアナッツ(7oz)×2 Hawaiian Isles Kona Coffee Vanilla Macadamia Nut
- 出版社/メーカー: ハワイアンアイルズ
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フレーバーコーヒーはラテベースなどにもよく用いられます。風味があるのが女性に受けるからでしょうか?
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