【コーヒー書評】コーヒーハンター 幻のブルボン・ポワントゥ復活 川島良彰 ー平凡社ー
こんにちは。
アヴァント コーヒー部、【広報】です。
今回のコーヒー書評は、先日書いた プレボスの新ペットボトル商品の共同開発者、川島良彰さんの著書、
「コーヒーハンター」
です。
第1章のエルサルバトルの下りについては書きました。まずご自身の行動力が何よりすごいのと、父親の行動力やご理解が素晴らしいな・・・と。
以降、川島さんはUCCに入社します。恵まれた環境・ポストで入社されたわけです。
しかしながら、それを手に入れる為に川島さんがやってきたことは、「小学校の時から好きだったコーヒー」を「自分で生産したい」という思いを貫いただけ。
貫いただけ と書きましたが、そうそうカンタンじゃないです。
そしてUCCの社長のコーヒーへの愛情と、川島さんの眼力への信頼。
これも深い。
一連の「行動記録」(自伝じゃないです。活動記録だと思います。)がさすが「理系」「研究者」出身だなーと思えるんですけれども、ところどころ読み物として楽しめたのは編集の力なのかな???それはわかりません。
しかし、私が最もこの本の中で読むべきポイントは
「あとがき」
だと思います。
あとがき と言えば、本を読まなかった人にとっては
子供のころあらすじと一緒に読んで読書感想文のヒントにするのに使った
くらいしか思いがないと思います。
けれども、全文を読んでからだから余計かもしれないんですけれども、このあとがき、深いです。
川島さんは、この本が発売される2008年にはUCCを独立されます。
恐らく、独立のマーケティングの一環で書かれた本ではあると思うんです。
しかし、これを読み切って感じることは、
「UCCという会社と巡り合わなければ、コーヒーハンターは実現しなかった」
という事です。
この部分はとても重要で、今いる会社が、自分の成長や会社と自分の両方が夢と思える事業のために支えてくれている という部分は、どんな仕事でも少なからずあるのかな?と。
私たちのこのコーヒー部のブログも同じです。
きっと仕事に役立ち、活性化する。だから会社は私たちの「業」としてこのブログを書く時間を使わせてくれているわけで・・・。
と、感謝しつつ、まあ、面白くもためになりつつ、アヴァントの本業でもアヴァントの仕事である「IT」で「テクノロジーハンター」だったり、「ビジネスハンター」が生まれるといいな。 なんてことを考えさせられた1冊でした。
いい本。