【ハンドドリップ】ドリッパーやペーパーの正しい使い方って・・・あるの?
こんにちは。
アヴァント コーヒー部【広報】です。
ビアレッティのドリッパーを買ってから気になっているんですが、
そもそも 台形型 と 円錐型 どっちがどうなの?みたいな話。
「円錐型」と「台形型」のペーパーフィルターの違い
それぞれの正しい折り方・セット方法
このあたりを色々調べてすこしだけまとめてみます。
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急に気になりだしたのはこの記事、
この中に出てくる、赤い「プアオーバー 4cup」を購入したからでした。
このドリッパー、普通に台形型なんですよね。
にもかかわらず。説明書には
ペーパーを円錐型に折ってセットするように書かれているんです。
これって・・・これが一番正しいのかな???とかなんか気になってしまっています。
まだ使ってないんですけれども、この説明通りがもし正しいとして・・・せっかくドリッパーに入っているスリットにもほとんど触れないし、ドリップの穴部分に先端がささるような形にもなるのでもしかしてフタされてしまってホントに1滴ずつみたいにでるんじゃないか?という気にもなるし・・・まあ、画像までつくるようなものではないんですけれども
って感じです。
まずは、コーヒーを淹れるプロというか焙煎士さんや自家焙煎のカフェのオーナーさんなどのブログをいくつか。
まあ、そりゃそうです。折って、開いて、いれるだけ。だけどもなるべく密着させたいから、台形のほうは、「合わせ目を互い違いに折る」「ドリッパーの底面にあうくらいは角を折ったほうがいいんじゃないかな?」というオススメですね。
一風変わった円錐型の折り方を紹介しているページがこちら。てしごと珈琲というブログから。
なんと8角錐型に折ってセットすることをススメています。が記事内では「密着させよう」とあって謎。角つけたら密着しない部分ができそうですが、いろいろ研究されている人のようですのでやってみた結果この方法がよかったのかな?とも思うし・・・。
ちょっと8角錐どうなのかな?とおもったらこんどはこんな方も。
この方は、二つ折りのままだと結構開いちゃうから、真ん中で開いてもう1本筋付けて、4角錐とまではいかないけどちゃんと開くようにしてから入れるとよいよ と。
なるほどこれなら何となく理解できる。
ともかく、ペーパーとフィルターは密着させるのがよさそうだな。
でもって台形型を円錐型に折る 情報を探してみると・・・
円錐型のドリッパーに台形型のペーパーをセットする記事はあるんですよね。
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でもって大手の豆メーカー ucc。
このサイト結構基本的なことがたくさんわかりやすく書いてあるので好きです。
まあ、ここでは台形型(台形が一般的だからかな?)が紹介されているのですが、要するに、「道具に合わせてちゃんとセットしてください」ということなんだろうな。と思います。ここには円錐の情報はなし。
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そこで、各ドリッパーの使い方や考え方などを各メーカーのサイトなどから集めてみました。
まずは、まだ買ってないけど気になっている
「キーコーヒー Noiクリスタルドリッパー」のページ。美味しいいれ方そのものが書かれてました。結構参考になります。
ふむふむ・・・。まあそうですよね。
ドリッパーにペーパーを密着させること がポイント!ですわな。
つづいてハリオ。こちらもおいしい入れ方。
※5/15公開時にサーバメンテ中で読めなくなっています。
円錐型の良さは、「コーヒーが底にたまらない」事。とはっきり書いてある。
要するに、サイフォン式とか、沸かして飲むマキネッタのように、「溜めて出す」のはハリオV60的な考え方からすると、
「違うよね」
という事になりますよね。
これは、円錐型は最近の「酸味も含めた豆本来の味を味わう飲み方」のほうに合わせたもののようです。サードウェーブよりの発想に合っているのかな?
でも、円錐型にする理由は、コーヒーの粉に長くお湯を通過させることが最大の目的っぽいし・・・。
溜めるとお湯には長く浸るよな・・・。とか。まあちょうどいい ってのがどこかにあって円錐型を選んだのがV60やNoiクリスタルドリッパーなんだろうな?と思います。
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続いて今回のビアレッティのドリッパーに近いものがこれ。一つ穴のメリタ。
メリタ式の抽出方法を見ても・・・やはりドリッパーの形状やスリットを活かしてコーヒーを淹れるのが正しいよね という考え方。となるとペーパーもやっぱり台形を密着させてセットすることになります。
そのため、やはりメリタは台形のペーパーしか出してませんし。
でもってカリタ。
あ、あれ???
カリタ式はともかく、ウェーブドリッパーの方には・・・
「表面積が広く、底部がフラットな波形フィルター。20個のヒダでドリッパーとの接触面を減らすことで、お湯だまりなく速やかにドリップできる。」
とあるんですよね。
まあカリタは3つ穴だし、早く淹れるほうに力を入れているブランドだとは思うんですけれども・・・ペーパーはフィルターに密着させたほうがいいんじゃないのかな???
ウェーブはフィルターの構造に特徴があって、フィルター自体が他のでいうところのドリッパーの溝の役割を担っているからこの方法論なのか・・・はたまたもともとドリッパーの溝はペーパーフィルターが「完全にはドリッパーにくっつかないように」付けられているものなのか・・・。
めちゃくちゃ気になりだした・・・。
いつか機会があれば、各メーカーの広報さんに聞いてみたい!企業秘密的な部分もあるかもしれないのですが、基本的な考え方みたいなのくらいは教えてくれないかなぁ?
まあそれぞれがそれぞれの淹れ方を研究しているだろうし、メーカーさんの言う淹れ方で淹れるのが、初手はベターだと思います。
最近ドはまり中のコーヒーハンターのお勧めはこのウェーブフィルターみたいですね。
過去記事に登場したバー・ジンガロさんも、ウェーブフィルターです。
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で、戻って、このビアレッティ。
1つ穴なんですよね。でもって他の円錐型のように穴が大きいわけでもなく、メリタと同じくらい。
でもってもともとはマキネッタというエスプレッソの一種のような機器で有名なメーカー。だから味としては、「濃い目」への期待値があると思うんです。
だけれども、折り方は円錐を推奨している。これが今回の疑問。
で、ビアレッティ プアオーバー で検索すると・・・
試して動画をアップされている方が。飲んでみたら若干酸味が出ていたらしい。もしやこれは?円錐型ペーパーで淹れるべきなのか???
普通に商品を紹介しているようなブログページでは、101/102が推奨になってる。
まあ、一回はとりあえずメーカー推奨の円錐折と、台形ペーパー密着方法の両方で使ってみます。どのみち味というよりはむしろ「おしゃれ」感で購入したドリッパーですしね><
ただ、いろいろなサイトを見て思ったのは、
台形型ドリッパーであっても、円錐型の紙を使って
「ドリッパーとペーパーがふれないないようにして入れる」
はありなのかもしれないということは感じました。
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なんども書いていることではあるんですが、コーヒーを飲む という事は、こうした豆・焙煎・淹れ方などの違いも全力で「楽しむ」、エンターテインメントだったりレジャーだったり、ホビーだったりする要素が大きいのだと思います。
美味しい飲み物なのに、「趣味:コーヒー」と書けるほどに、奥が深い。
それがコーヒーの楽しみなんだろうなぁ・・・。
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と、ペーパードリップの記事を書いている横で今日は【企画】さんがネルドリップを淹れてくれるらしい^^
本当に、
「楽しみしかない!」
ですね。